新社会人の方は、入社する前にスーツを購入しなくてはいけませんよね。
大学4年生の中には、就活で使ったリクルートスーツで問題ないと思っていませんか?
実は、あなたの働き方に応じて、購入するべきスーツがあるのです。
この記事では、各職業に相応しいスーツをご紹介します。
「どんなスーツを購入すればいいか分からない」と悩んでいる方は、最後もご覧いただければ幸いです。
スーツは1つじゃない!職業によって選び方が変わる
学生の皆さんが今まで来ていたのは、リクルート専用のスーツです。会社員になっても着用されるのはオススメできません。
なぜなら、リクルートスーツは働く「環境」に適していないから。
所説ありますが、リクルートスーツが黒色のみの理由は、個性を無くして平等に判断するためだそうです。
つまり、個性が必要な会社員にリクルートスーツは適していないのです。
同様に、職業によってもスーツは異なっています。
職業によって受け取ってもらいたい印象がことなり、かつ、第一印象がビジネスマンにとって重要だからです。
例えば、「明るさ」が必要な職業で働く際に、リクルートスーツのようなまっ黒なスーツを着ていては、お客様が受ける印象も悪いですよね。
これから入社を控える学生の皆さんは、今のうちに適したスーツを知っておく必要があります。
それぞれの職業に適したスーツ
各職業によって、推奨されているスーツの色や種類は異なります。
大学生の方は、自分が働く職業のスーツを確認し、購入の参考にしてみてください。
商社(営業マン)
営業マンは、数ある職業の中でもっとも人と会う回数が多い職種です。
そのため、第一印象はとても重要。信頼や誠実さをアピールする必要があります。
そこでオススメのカラーは以下の2色。
・メイビー
青系の色は、信頼や真面目さを感じさせるため、営業マンにオススメのカラーです
・グレー
こちらもネイビーに続いて定番のカラー
知的な印象や誠実さを感じさせるため、営業マン向きです。
「営業マンは自分も商品の一部」とよく言われますよね。
商品が良くても、売る人がいい加減で、対応がしっかりとできない人からは、商品を買いたくなくなります。
それとは逆に、熱心で誠実な営業マンからは、例え商品がイマイチでも「君が言うなら少し試してみようかな」となるのです。
また、外を動き回る営業マンは、体にフィットした「ストレッチスーツ」がオススメ。
他にも、出張が多いため現地で簡単に洗える「洗濯可能なスーツ」や「シワになりにくいスーツ」も1着ずつ持っておくと便利です。
メーカー系
メーカーも商社と同じで、仕事柄誠実な印象を与えなくてはいけません。
こちらも、ネイビーやグレーのスーツを選べば問題ありません。
柄はストライプが主流で、誠実さをアピールします。
ネクタイは、基本的に同系色がオススメです。もしアレンジを加えたいのであれば、スーツの柄で個性を出すのが良いでしょう。
また、靴はブラックかブラウンが一般的です。
メーカーも動き回ることが多いので、フィットスーツや機能性スーツは持っておいて損はありません。
アパレル系
商社やメーカーとは異なり、アパレル系は誠実さよりも、お洒落を優先したスーツを着用することが求められます。
服を売る店員がお洒落でなかったら、その人から服を買いたいとは思いませんよね。
アパレルの場合は店員のセンスが問われますので、お洒落な着こなし方を熟知しておく必要があります。
着用するスーツはややカジュアルなものが多く、個性が出るアイテムを1つ入れると好印象です。
また、就職する会社にもよりますが、現代のアパレル系の社員は、セットアップやジャケットにパンツなどの軽い服装の人が多くなりました。スーツを着用する方が珍しいかもしれません。
いずれにしても、高いお洒落スキルが求められる職業です。
金融系(銀行員・不動産など)
金融系も誠実さがカギになる仕事ですので、グレーやネイビーのスーツが適しています。
お金を扱う職業ですので、誠実さを感じさせることが重要です。
また、柄物は避けて、落ち着いた印象を与える無地のスーツがオススメです。
フィット感はゆったりとしたものを選びましょう。
フィットしすぎていると、どこか偉そうな印象を与えてしまいます。
どの仕事でも同じですが、金融系はお客様がなにより第一の仕事。
生きていくうえで欠かせないお金を扱っているので、偉そうではなく、へりくだった印象を与えることが、あなたの業績アップにも繋がります。
IT系
IT系のどの分野に所属するのかにもよるのですが、基本的にIT系で働く人は、スーツではなくカジュアルな服装が多いです。
1日座ったままの方も多く、パソコンを触るのに動きづらいスーツだと仕事に支障をきたす可能性も。
また、エンジニアの人でも他社に訪問する時がありますが、その際にカジュアル過ぎる服装だと問題がありますので、TPOに応じた服装にすることをオススメします。
スーツは企業の雰囲気によっても変わる
働き方以外にも、職場環境によってスーツを着るか着ないかは異なります。
近年注目を浴びているベンチャー企業などは、会社の雰囲気がアットホームで、仕事をする場所も決まっていない(フリーアドレス)ことが多いです。
このような会社は、服装に関しても「スーツを着用は必須」などのルールがないため、社員は自由な服装で働くことが可能。のびのびと働くことができます。
それとは逆に、昔から日本を支えていた大手商社などは、企業文化が深く根付いているため、「全員スーツ着用」とされています。
企業文化によっても、スーツの種類や着用の有無が変わってくるのです。
まとめ:職種によって適しているスーツは違う
それぞれの仕事で受けたい印象や大切にしている雰囲気が異なるため、スーツの色や柄・着用の有無が変わってきます。
企業とあなたの成績アップのためにも、着用するスーツはしっかりと選ぶ必要があります。
大学生の皆さんは、是非参考にしてみてください。